報告書

 
■群馬県庁主催『特定健診・保健指導実践者育成研修』
1月31日、2月7日の両日、群馬県庁主催『特定健診・保健指導実践者育成研修』が開催されました。医師会の先生、看護師、保健師、管理栄養士など併せて1,000余名が参加。両日とも、『具体的な生活習慣病予防に関する保健健指導』と題して、18時から2時間半、群馬大学医学部酒巻教授が講演なさいました。
その中の30分間、特定保健指導のやり方を実践しましたが、教材として『メタボすごろく』を使用。聴講者が対象者役に、指導者役を酒巻教授が担当して初回面談時のスムーズな指導を模索しました。

メタボすごろくで1000名の保健指導者が研修



 
  
日本遠隔医療学会 テレメンタリング研修会
2月3日、日本遠隔医療学会 『第9回テレメンタリング研修会』が虎ノ門で開催されました。特定保健指導など生活習慣病に関わる指導者に、テレメンタリング技法を習得してもらうための研修会で、教材として『メタボすごろく』が使用されました。

当日は、保健指導者40名限定で13時30分から3時間に亘って研修が行なわれました。「医療制度改革について」、「特定保健指導とITの活用」、「ITを活用した保健指導の進め方と、演習」、「テレビ電話でのコミュニケーション」と各講師のお話が続きました。

講話の後は、『メタボすごろく』を使い、対象者役、指導者役、観察者役の3人一組で、初回面談の保健指導の仕方を学びました。その後、実際にテレビ電話を使って、『メタボすごろく』による演習を行ないました。

日本遠隔医療学会



  
医療機器販売の組合で紹介
2月9日、病院に医療機器を納入している医療機器販売の組合会合で、林田が講師として、『病院に喜ばれるメタボ保健指導法~20分で指導対象者の改善目標が決まる!』を講話。健康問題に焦点を当てた体験談やメタボ対策の話の後、医療機器販売の得意先である医師へのアプローチについて、配布したメタボすごろくを用いて説明をしました。

医療機器販売組合で紹介
 

  
市町村セミナー 「上里町」
2月24日(日)、上里町女性センターで、上里町・上里町健康体力づくり推進協議会主催『メタボリックシンドローム対策とこれからの健康づくり』のセミナーが開催されました。4月から始まる新しい健診の仕組みと生活習慣病(メタボ)予防について、住民の皆さんに知っていただき、意識の高揚を図るための健康講演会でした。講師は群馬大学の酒巻哲夫教授。講演後の実習として、『メタボすごろく』を使って実際に特定保健指導をする際の問題点などを探りました。会場内を回って、参加者に直接、説明や指導をすることで、一般の方の反応を知ることができました。
 
上里町女性センターというだけあって、参加者の顔ぶれも中年の女性が圧倒的。それほどメタボな体型の方はいませんでしたが、後でお聞きしたところ、「主人が…」『お舅さんが…』太り気味とのこと。本人も気をつけなくてはいけませんが、家族、特に食卓を預かる主婦の皆さんは、メタボ対策が大きな関心事。『メタボすごろく』を、「お父さんにもやってみてもらいます!」と、皆さんやる気満々。“頑張るパワー”が、満ち溢れた一日でした。
 

■板橋区倫理法人会
3月21日(金)の朝6時30分から、板橋区倫理法人会モーニングセミナーで講演をしました。今回は、『家庭で出来るメタボ予防・対策~心と身体の健康のために~』と題して、中小企業の経営者の皆さんにお話をしました。小雨の降る早朝にもかかわらずお集まりの皆さんが、熱心に聴いて下さり、感激でした!前半は、私が10年前に不規則な生活習慣からクモ膜下出血脳動脈瘤破裂を発症した話をして、後半は、生活習慣の見直しがメタボ予防の必須項目であると言う話をしました。最近はメタボを切り口にした講演をすることが多いのですが、今回はメタボの話と共に“なぜ後遺症なしに生還できたか”という話をしてみました。メタボな出席者が少なかったこともありますが、皆さん『予兆の見抜き方』に関心を持ったようでした。最後に、メタボ度チェックの『簡略版メタボすごろく』の説明をして終了しました。その後の朝食会でも活発な意見交換ができ、感謝!のひとときでした。今後も、体験から学んだ健康の大切さを、セミナーなどで具体的に伝えたいと思います。



  
群馬大学医学部授業 「患者の声を聞く」
3年前から毎年4月に、国立大学法人群馬大学医学部5年生の必修授業として、『患者の声を聞く』が行われています。医療情報部・酒巻哲夫教授のご指導の下、2名の患者講師の先生と共に、林田も企画・講師として参加しています。
 
100名を超える医学部生たちが真剣に、難病を抱える大学教授や患者会の代表の話に耳を傾け、一緒に話し合い(グループディスカッション)、発表をして終了。9時30分から16時30分まで、長時間の必修授業です。
 
医学部の5年生は、5月から実際に患者と接する、院内実習が始まります。頭の中は医師としての知識がほぼ出来上がった状態の5年生になったいま、実際の患者と接することで、また新たな学びが始まるのです。酒巻先生の依頼を受け、様々な立場の方に医療に関するアンケートや取材をすることから始まった非常勤講師としての役目。私自身も毎年、少しでも進化したいと思っています。今年は、4月18日(金)に実施。今回は、これまではビデオ出演だった野村さんに、当日の授業に参加していただきました。不慮の事故で2歳の時から50余年、眼病に向き合ってきた方ですが、運命を恨まず人生を前向きに生きてきた素晴らしい方で、予想通り貴重なお話をしてくださいました。
 事前レポート、受講後のレポート…びっしりと書き込まれた学生の『想い』を読むのは大変ですが、私自身も得ることの多い大切な授業です。

  
もとみママの「脱メタボセミナー」
林田プロジェクト主催 脱メタボセミナー開催のご報告
~もとみママの脱メタボセミナー~ 
5月25日(日)午後1時半からの3時間、「メタボすごろく」を使ったセミナーを行ないました。今回の参加者は、医師や保健師など特定保健指導をする側と、メタボが心配な対象者側。双方が一緒にメタボや健康について考え、改善目標を立てるという趣旨のセミナーでした。 

 メタボな人ばかりでなく、健康に関心のある人、伴侶がメタボ気味という奥様なども参加。また医師や保健師以外にも、医療コンサルタントなど健康関係の方もいらっしゃいました。
  
始めに林田が、『心と体の健康』と題して、不規則な生活習慣が原因で、くも膜下出血能動脈瘤破裂を発症したいきさつや、本人や家族が気づきたい“危険信号”などについて話しました。続いて、群馬大学医学部の酒巻哲夫教授の『メタボリックシンドロームとは?』の講演。スライドを使いわかりやすく、メタボリックシンドロームのポイントをお話くださいました。
 
休憩を挟み、弊社の特定保健指導教材『メタボすごろく』を使った実習を開始しました。自分が受けた健康診断や人間ドックの報告書を見ながら、メタボすごろくにチャレンジ。健康診断の数値を見てもピンとこなかった人が、自分で値を書き込み、結果を辿るうちにだんだん真剣な表情に…。「積極支援レベルの真ん中の位置に印がついてしまったぁ」とか、「よかった。情報提供レベルだ」などの声が上がりました。その後、自分が自覚している体の状態と実際の位置(ランク)の差を確認。生活習慣を振り返り、改善目標記入へと進みました。
   
『大食い』、『偏食』、『一人暮らし』…はたまた『離婚』など、面と向かって聞けない個人情報も、チェック方式なのですんなり書いてくれ、具体的な実践目標が決定。
  
その後は、酒巻教授が一人一人の実践目標を聞いて、改善目標に揚げた“飲酒について”、“階段の昇降の効果”etc.それぞれに具体的なアドバイスをしてくれました。 単身赴任の参加者は食生活に不安が…。 コンビニでの買い物のポイントなど保健師さんのアドバイスに、納得した表情で頷いていました。
和気藹々とした雰囲気の中、長年実践している良い習慣や、お勧めスポーツジム、ダイエット失敗談など…さまざまな話が飛び出しました。回収したアンケートを読むと、保健指導側にも指導される側にも得ることの多いセミナーだったようでした。 今後、さらに改良を加えて、充実したセミナーを企画していきます。

 
市町村保健活動・政策形成中央研修会
8月21日、22日に全国市町村会館で開催された『市町村保健活動・政策形成中央研修会』で、メタボ対策ツール『メタボすごろく』シリーズを、全国の特定保健指導者の皆様にご紹介しました。展示ブースに並べられた弊社商品に皆さん関心を持ってくださり、質問が多く寄せられました。
『メタボすごろく 特定保健指導用』の対象者が健診数値を判定欄に当て込んで、自ら階層化を体験して納得するというロジックに、「体験させるとは…目からウロコですね」とか、「階層化はこちらでしてあげるものだと思っていました」など、さまざまなご意見をいただきました。
厚生労働省関係の方たちの講演や、各地の保健指導者グループの事例報告、グループ討議などなど…充実した内容の、素晴らしい研修会でした。研修会に参加して心に残ったことのひとつは、参加者の保健指導者のみならず、主催者の(社)全国保健センター連合会、(財)日本公衆衛生協会、協賛の日本ベーリンガーインゲルハイム(株)、(株)ミツカングループの皆様の研修会への真剣な取り組み方でした。
 
弊社のような小さな企業に特別に、展示スペースばかりかスピーチの機会まで与えていただいたことの意味を学び、社会に貢献できるよう頑張りたいと思った貴重な体験でした。

研修会風景          展示ブース風景


  
群馬県民カレッジ大学出前講座
10月10日、21日、31日の三日間、平成20年度 群馬県民カレッジ大学出前講座『40歳からのメタボ予防術』が下仁田町で開催されました。
1日目の10日は、酒巻教授による講義:『メタボすごろくで知る健診結果の読み方と生活習慣改善』がありメタボリックシンドローム対策ツールとして評価を得ている『メタボすごろく』を使ったメタボ判定をしました。
 2日目の21日は、LLP元気さん主宰の斎藤宏氏の発表:『事例発表 新たな健康料理教室の試み』についてのお話。以前、『服部幸應 食育の本』の編集の仕事で、佐藤さんの料理教室を取材したことがありますが、一病息災とはこのことかと思うほど、参加者の皆さんがいきいきと健康料理作りに取り組んでいたことを思い出しました。
 3日目の31日は、3回研修の最終日ということで、皆さん少しスリムになったような…?!酒巻教授より『実行しましたか、自分の生活習慣改善』まとめのお話しがありました。前半は、林田素美の『健康寿命を延ばそう!+メタボ対策』の話しをしました。
 終了後、見本として陳列してあった林田監修の『メタボリックシンドローム対策2009』のカレンダーが飛ぶように売れて…驚きました。皆さん口々に、「このカレンダーを張って、講座で教わったことを実行します!」と言ってくださり、嬉しく思いました。

 

芝法人会 第一地区研修
11月26日(水)14時~16時、新橋第一ホテルで、芝法人会 第一地区研修『メタボ予防で心も体も健康に』と題したセミナーの講師を林田が担当しました。2時間枠だったので、前半は健康に関する体験談、後半はメタボな人も、メタボではない人も気をつけなくてはいけないことを、メタボすごろくを使って話しました。
 メタボという講演テーマでの募集だったので、出席者はメタボ気味の方が多いかと思いましたが、ほとんどの方が普通体型、若い方も多くて意外でした。メタボな人だけでなくすべての人に『健康寿命を延ばそう』と発信していくことが弊社及び林田の目的なので、今後は逆メタボ(やせすぎ)に対する話も加えていきたいと思いました。


  
倫理法人会モーニングセミナー
 (社)倫理研究所東京都レクチャラーとして、『メタボと健康』、『健康寿命を延ばそう』、『家庭と健康』などの演目で、東京各地で健康についての講演をしました。
3月21日 板橋地区/6月6日 日本橋地区/7月23日 中央区西地区(築地)/9月16日 大田地区/9月26日 浅草地区/10月11日 世田谷地区/11月11日 上野地区/11月21日 八王子地区/12月12日 赤坂地区 他
2009年度も引き続き、各地で講演予定が組まれています。
この他、市町村研修、企業勉強会、健保イベント…多くの場で、メタボすごろくを使った指導や講演等の機会がありました。