2008年9月~12月

【2008年12月29日】

忘れられない年です。
今年もあと2日で終わり、2009年がやってきます。本当にいろいろなことがあった1年間でした。55歳・・・昔で言えば『定年』の年を迎え、想うことがあります。

2月に、同年代の親友を亡くしました。心臓発作で本当に突然、逝ってしまいました。筆文字のロゴや筆絵など、とても良い仕事をしてくれる女性書家でした。温かで、顔も気持ちも可愛い人で、私たちはこれからも、いろいろな仕事や遊びを一緒に楽しもうと思っていました。 歌舞伎役者・片岡仁左衛門さんの襲名の時には、襲名記念グッズを一緒に作りました。 便箋や扇子、湯呑み茶碗…一つ一つを慈しみながら作った日々を思い出して、作品を眺めながら、時々泣いています。

もうひとりの親友は、もうすぐ七回忌を迎えます。女優だった彼女は、子供を残して乳がんで亡くなりました。誤診で症状を見逃された末のことでした。自分は死の床にいながら、ウツで苦しんでいた私を気遣い、励ましてくれる・・・そんな優しい人でした。

みんな死んでいくのだからこそ、与えられた命を大切に、しっかりと生きていきたい。 10年前、本来ならばくも膜下出血脳動脈瘤破裂で死ぬ運命だった私が、奇跡的な状況が重なったことから、今も生かされていることに感謝して、来年はその気持ちを体現していきます。

◆健康寿命を延ばそう!
自分の体の状態を把握して、生活習慣を見直して、病気ではないからこそ、自分のやりやすい方法で生活を改善していく…自分だけでなく、家族や職場のみんながそんな気持ちで、『健康寿命を延ばそう!』を実践してもらえるよう、ライフワークとして来年も『発信』をしていきます。


【2008年12月1日】
平成20年度 群馬県民カレッジ大学出前講座『40歳からのメタボ予防術』が下仁田町で開催されました。高崎から1時間以上かかり、月3回はちょっと大変でしたが、主催者をはじめ皆さん、とても温かな方ばかりで、本当に楽しい講座でした。ほとんどの方が3回とも受講してくださり、3日目は『皆さんと心が通じた!』という気持ちでいっぱいになりました
 
1日目の10日は、酒巻教授による講義:『メタボすごろくで知る健診結果の読み方と生活習慣改善』がありメタボリックシンドローム対策ツールとして評価を得ている『メタボすごろく』を使った、メタボ判定をしました。
 
2日目の21日は、LLP元気さん主宰の斎藤宏氏の発表:『事例発表 新たな健康料理教室の試み』についてのお話。以前、『服部幸應 食育の本』の編集の仕事で、佐藤さんの料理教室を取材したことがありますが、一病息災とはこのことかと思うほど、参加者の皆さんがいきいきと健康料理作りに取り組んでいたことを思い出しました。ちなみに、佐藤さんはニコニコ元気な健康老(?)人です。
 
3日目の31日は、3回研修の最終日ということで、皆さん少しスリムになったような…?!酒巻教授より『実行しましたか、自分の生活習慣改善』まとめのお話しがありました。前半は、林田素美の『健康寿命を延ばそう!+メタボ対策』の話しをしましたが皆さん、時に笑い時に頷きながら熱心に聞いてくださり、嬉しく思いました。
 
終了後、見本として陳列してあった林田監修の『メタボリックシンドローム対策2009』のカレンダーが飛ぶように売れて…驚きました。皆さん口々に、「このカレンダーを張って、講座で教わったことを実行します!」と言ってくださり、私までなんだかワクワクしてきました。来年一年間、毎日カレンダーを見てくれる人がいると思うと、発信を続けてきて良かったこれからも頑張ろう!と思いました。 こういう機会を与えられていることに感謝です!

◆酸素ボンベで繋ぐ命
在宅酸素ボンベの会社PR誌の創刊号の制作を終えました。ここ1年余り、S社長と医療関係のNPOでご一緒に医療や健康のことを考える中、仕事の話が成立しました。新しい仕事をするときいつも思うのは、その企業のトップの考え方がどこを向いているかです。S社長はいつも穏やかな笑顔とソフトな話し振りで人気があるのですが、今回、仕事場での社長と接して改めて出会いの素晴らしさを感じました。患者さんに対して本当の意味の『心のサービス』ができる社員を育てるために、自分たちの仕事の意義を伝える何かが欲しい。そんなことから発展してメッセージの発信という話になりました。
 
酸素ボンベによって命をつないでいる患者さんの辛さや優しさ、その患者さんたちにボンベを届ける人たちの想い、応援してくれている企業の力強さ…すべての人の心がつながっている。それらを形にしたいということから、小冊子の制作がスタートしました。次回は、社内取材で感じたこと、感動したことをお書きします。
 
◆健康診断の報告書は難解!
9月26日(金)、浅草倫理法人会でセミナーを開催しました。メタボリックシンドローム対策についての講演なので、事前に「直近の健康診断結果が手元にある方は持参して下さい」とアナウンスしたところ、何人かの方が持ってきてくださいました。健康診断書には健診結果が書いてあるわけですが、客観的にいくつかの診断書を見て、実際に読む対象者に親切な書き方が少ないと思いました。書き手の側が伝えたいことが、読む側にとって理解できなかったらコミュニケーションが取れたことにはなりません。これは、病院での医師や看護師と患者のやり取りにもいえることで、専門家が相手の立場に立った書き方伝え方をする『意識』を持たなくては、と改めて思ったひとときでもありました。

◆皆さん、ありがとう!
激動の日々で、なかなかコラムを書く時間が取れません。でも、それほど忙しくさまざまなことが動いているわけで…ありがたいことでもあります。最近はメタボすごろくの販売というよりも、健康やメタボについての活動をしている林田&林田プロジェクト(=気づきのツール・メタボすごろくの販売)というスタンスで仕事をすることが多いです。
 
ここ2~3年、心の質の高い人たちとの出逢いも多くて、おかげさまで、こんな年齢の私でもほんの少しは成長している気がします。本当に仕事ができる人というのは、年齢やキャリアではなく、生き方に対する心構えの出来ている人のような気がします。最近も、謙虚な心を持つ若者に胸を打たれました。…この話は今度!
◆忙しくても、なぜかやせない…
仕事が忙しくて、なかなか思うように家事が出来ません。冷蔵庫の野菜を整理しているうちに、居眠りしている自分に気がつき愕然!考えてみれば、子供ももう25歳と19歳。これまで一生懸命、手作りの食事で育ててきたのだから、サボってもいいか~(子供たちはすでに親離れしているのに、私だけがまだ…)
 
と思っていた私に、神様のご褒美が降りてきました。(と、勝手に解釈)我が家のある月島に「ゆき」というすっばらしく美味しい家庭料理の小さな店を発見。手早くて美味しくて、安くて、野菜メニューも豊富で、ママの笑顔も素敵!(こだわりの人)。家で作る以上の“家庭料理”で、毎日行っても飽きない。主人もお気に入りです。なので、しっかり夕食をとって、鋭気を養っています。野菜中心なので、メタボにはならないけれど、ビールが美味しくて…。でもでも、土・日はきちんと作っていますよ!

 
◆販売代理店用(すでに数社認定)の書類作成や、新商品開発でみんな大忙しですが、なんとしても夏休みをとろうと、調整しています。
皆様も自分の体のサインに敏感になって、『これから頑張るためにも』休みを取る努力を!